
玉村町健康の森児童館さんでベビーマッサージ教室
手のぬくもり「ベビーマッサージ教室」イベントを開催しました
1ヶ月〜11ヶ月の赤ちゃんとママさん、5組にご参加いただきました。
初めは、少し緊張した様子の赤ちゃんや
興味津々にキョロキョロと周りを見渡す姿もありました。
でも、ママやパパの手がそっと触れはじめると
みんなの表情がふっとやわらぎ、安心したように笑顔がこぼれていきました。
オイルを使って、脚や足指・お腹・胸のマッサージを行いました。

足への刺激では、足の筋肉の発達を促し、足指を意識して使えるようになること
お腹のマッサージは消化吸収を促し、便秘や下痢の改善を助けるように
胸のマッサージは、万能のマッサージ。呼吸を深め、心の安定 夜泣きの改善や免疫力アップなどたくさんの効果がある
そんなお話も交えながら。
ふれあいの時間は、ただ「触れる」だけでなく
赤ちゃんと心を通わせる“会話”のようなもの。

歌を口ずさみながら語りかけるように手を動かすと、
赤ちゃんはママの声とぬくもりを感じ取り、安心して身をゆだねてくれます。
その穏やかな瞬間に、ママ自身の心もふっとゆるんでいきます。
赤ちゃんが仰向けを嫌がるとき、
ちょっと不安になってしまったときの対処の方法などの工夫もお伝えしています。
赤ちゃんの“今の気持ち”を尊重しながら進めることを大切にしています。
参加された方からは、
「上の子に手がかかってしまい、下の子とゆっくり関われなかったけれど、
今日は1対1でじっくりふれあえて、嬉しかったです。」
「泣いてしまっても先生の声かけで笑顔になり、小さくても言葉は伝わるんですね。」
「ほかの教室も受けたけど、ちょっと違って、良かったです!」
などというお声もいただきました。

ベビーマッサージは、赤ちゃんのためだけでなく
ママ自身が安心を取り戻すための時間でもあります。
触れることで呼吸が整い、気持ちが落ち着いていく。
その瞬間に、“この子とつながっている”という確かな感覚が生まれます。
子育ての毎日は、思い通りにならないこともたくさんあります。
泣きやまない日も、不安でいっぱいの日もあります。
でも、そんなときこそ一度、深呼吸をして
赤ちゃんの肌にそっと手を置いてみてください。
手のひらから伝わる温かさが、きっとお互いを包んでくれます。
赤ちゃんとママが向き合う時間には、言葉を超えた深いつながりがあります。
触れることで、お互いの呼吸が整い、心の距離が近づいていく。
それは決して特別な技術ではなく、誰の手の中にもある力です。
私はこれまで、多くの親子さんと出会う中で
“完璧にできること”よりも“安心してふれあえること”が何より大切だと感じてきました。
赤ちゃんを前にすると、どうしても「正しくしてあげなきゃ」と力が入ってしまいがちです。
けれど、大丈夫です、深呼吸をしてゆったりふれてみて下さい。赤ちゃんはちゃんとその温もりと想いを受け取ってくれます。
ベビーマッサージは、ママが「癒す側」になる時間でありながら
実は“自分自身が癒される時間”でもあります。
ふれあいを通して、親子それぞれのペースで心が整っていく。
その小さな積み重ねが、やがて大きな安心につながっていくと信じています。
これからも、手のぬくもりが親子の心をつなぐお手伝いができたらと思います
今回のベビーマッサージが、日々の中で少しでも“安心”のきっかけになりますように。